検定試験を目標に


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先日、留学経験のない小学生がTOEICで980点を取得したというニュースを見ました。TOEIC980点と言えば満点近いレベルで、英語検定1級に相当する英語力の持主と言えるでしょう。

もう少し前には、同じく中学生が数学検定1級に合格したというニュースもありました。これも理系大学生レベルで、合格率10%を切る難関検定です。

彼らのようなケースはレア中のレアでしょうが、ここでお伝えしたいのは、学習の動機付けとして検定受験は極めて効果的だということです。

中学受験をしない多くの小学生にとって、日頃の勉強には目標となるものがありません。高校受験や大学受験はまだ先の話ですし、かと言って目先のテストの点数を上げるという目標も何か味気ない。小学生のテストは総じて易しく、90点、100点を取ることはそれほど難しくないからです。

目標がないという点では、中学1、2年生も当てはまります。すでに受験を経験している大人から見ると1年、2年先はあっという間ですが、子供からすると遠い未来の話に聞こえるのです。定期テストの勉強に中々エンジンがかからないのもそのためです。

そんな子供たちにとって、検定は学習期間が長すぎず、短すぎず、ちょうど良い目標になり得ます。さらに学年にとらわれず上位の級を受けることも可能で、自分の実力を確認できるとともに、合格できると自信につながるのもメリットです。

私も小学校の頃に珠算塾に通っており、友達や上級生を追い抜いて昇級していくのが楽しかった記憶があります。能力によって級やレベルを認定され、努力によって少しずつレベルアップしていく検定は、さながらRPGゲームのようです。こうした要素は、子供達が夢中になるものに共通しています。私も珠算塾での体験が勉強に対する自信を深めたと思っています。

さらに面白いのは、学校の定期テストや入試は子供しか受験できないのに対し、検定は大人でも受験できるところです。子供と大人が同じ土俵で競える場は中々貴重なもので、それは親が子供に努力する姿を見せられる機会でもあります。

子供は大人を非常によく観察しています。上から目線で「勉強しなさい」と言ってくる大人達の多くが、実は子供の頃それほど勉強していなかった事実も薄々感じています。加えて、自分の周囲の大人達は普段大して努力していないんじゃないか、という疑いも持っています。

子供と同じ土俵で受験して検定に合格することで、子供に「お父さん(お母さん)、意外にすごいんだ」と思わせることができます。また、結果はどうあれ親子で一緒の目標に向けてチャレンジすること自体が貴重な体験です。以前親と子で漢字検定を受験している親子を見ましたが、とても仲が良くて楽しそうでした。

親が少ない時間を惜しんで勉強している姿を間近で見れば、子供もそれを見習うものです。勉強の大切さを100回説くよりもずっと効果があるのではないでしょうか。

このように、検定は学習の動機づけに活用することもできるのです。

有名なのは英語検定、数学検定、漢字検定あたりですが、少しマイナーなところで歴史検定や理科検定などもあります。検定は入試や就職にも役に立ちますし、取っておいて損することはありません。

検定をうまく活用しましょう。
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